ブルームバーグの「日本はどうやって交通戦争に勝ったか」

 昔、大問題だった「交通戦争」に日本はどのようにして取り組んで今日の成功を収めたのかを、「ブルームバーグ・ニュース」が中くらいの長さの記事で取り上げた。人口(住民)10万人にあたりの死者数はアメリカが12.7人だが、日本は僅か2.24人なのだそうだ。

 

「How Japan Won Its ‘Traffic War’」

https://www.bloomberg.com/news/newsletters/2022-09-07/citylab-daily-how-japan-won-its-traffic-war?sref=C5m6G4W7

 

 日本が交通の面で安全になった理由に「車庫証明がないと自動車が買えない」という規定が貢献しているとある。これのおかげで路上駐車がなく見通しが非常に良く、(商店街では)歩行者で生き生きとしている。

 日常用途で使われる規格の「軽自動車」という小型車は海外でも受け入れられそうだ。交通安全教育や「はじめてのおつかい(Old Enough) 」に見られる文化的な物もある。

 日本の都市内の道路は狭くて車は速度を落として運転せざるをえないので高齢者等も安全に歩けるが、アメリカの都市内や郊外部の道路の多くは今や子供は車の中にいないと危険になってしまった。

 

 と、今回はあまり大したことは書いてなかったが、ブルームバーグ・ニュースのこの手の分析記事には面白い物も非常に多い。

 

 過去の日本関連の分析記事を拾うと、次がすぐに出てきた。他にももっとあった覚えがある。

 終活とトヨタの話は少々昔に載った記事だ。

 

(京都の町家)

「The Japanese Home Design That Strikes a Work-Life Balance」

Could the architecture of Kyoto’s historic machiya townhouses offer modern lessons in remote work?

https://www.bloomberg.com/news/features/2022-05-11/the-design-and-history-of-kyoto-s-machiya-homes?sref=C5m6G4W7

 

(終活ビジネス)

「Try Before You Buy a Coffin:Death Business Thrives in Japan」

Earthquake fears, living alone have even young planning deaths

Old saying: ‘A bird does not mess up the nest when it goes’

Japan's Aging Population Sparks $16B Business Boom

https://www.bloomberg.com/news/articles/2015-12-15/try-a-coffin-for-size-the-death-business-is-thriving-in-japan?sref=C5m6G4W7

 

(トヨタの町の問題点)

「Toyota City's Motor Sputters」

The hometown of Toyota, the world's biggest automaker, suffers from overreliance on a single industry

https://www.bloomberg.com/news/articles/2009-04-15/toyota-citys-motor-sputters?sref=C5m6G4W7