私の横浜銀行さんとのお付き合いは約20年前に借りた住宅ローンの時から始まる。
20年近く前、三菱UFJ銀行が当時、先駆的な変動金利ローンを打ち出し、当方の口座があった「三菱UFJ・大倉山支店」に行った。この支店の担当者のバカさ加減はいま思い出しても腹が立つ。三井不動産ご用達の司法書士の大御所の先生に相談、先生は私の為に大倉山まで来て「これは『いやがらせ』ですね」との事。三菱UFJ・大倉山支店の担当、本当にバカそのものだったのだ。
(追記2022.7.1)
同行の大倉山支店があまりにアホである為、規模が大きな「三菱UFJ・日本橋支店」に行ったら今度は中年の方が担当で、バカみたいな話を繰り返してチェックする。単なる事務能力の低さによる話も多々あり、私の保有株式の時価の計算では電卓でメモリーと掛け算を使って保有株の時価総額の計算をやり始める。私はどなりつけたい気持ちを抑え、窓口の隣の席の女性にリストを見せてExcelで計算してもらった。
こんな状態なので審査が通ったとの連絡を受けたのは、クロージングを済ませたはるか後だ。この間、三菱UFJは一生懸命に審査ほかをしていた訳で、まあご苦労様な事だ。
ちなみに三菱UFJはその後、モルガンスタンレーへの巨額出資の際、条件の拙劣さから世界中の金融機関やメディアから「三菱UFJってバカじゃないのか?」との声があがった。個人的なローンの話は金額的にはささいな額だったがこの時の経験から、私は「モルガンスタンレーへの巨額出資条件はバカじゃないのか?」との指摘はありうる話だと思った。
三菱UFJが当時、世界中からバカにされていたという事実を、我々国民一般も知っておいた方がいい。 日本のトップ銀行である三菱UFJが世界中からバカにされていた事は、日本人全体に及ぶとんでもなく大きな「損失」だった。
あの時の取引を正当化しこれで良かったのだとしていた三菱UFJのOBの方の意見も読んだ、世界的には圧倒的に三菱UFJはバカだという意見の方が多い中で「良い取引だった」などと言うのは非常に見苦しい言い訳に見え、さらにいえば毎度の「三菱村の身内でのみ通じる理屈」ではないかと思う。
ただし、この件では私自身には確証はない。英字メディア各紙がどれもそう書いていたという話だ。一方、私の別のブログで書いた「『三菱の愚行』と今でも呼ばれる三菱地所のニューヨークでの不動産投資」の方は私のほぼ目の前で起きた「愚行」であり、こちらは歴史に残る『三菱の愚行』で間違いはない。
三菱グループには『三菱の愚行の遺伝子』というものでもあるのだろうか。「三菱」という商号の使用は禁止した方が、日本国民のためになるのではないか?
さていくらローンの金利が低く見えると言っても三菱UFJと付き合うのにはこちらもくたびれてきた。かといって三井銀行へ行けば、住宅ローンの担当課長さんは昔から知っている仲、頼めば貸してくれるに決まっている。しかしこれでは「情実融資」のように思え、彼は当方の奥の手として残す事にした。
そんな状況の時に助けてくれたのが自宅の売買仲介を頼んでいた「三井のリハウス・菊名店」だ。担当の方にはローンの状況を逐一説明していたのだが、意外な事を言われた。
「三菱UFJは見かけの金利は安いが、横浜銀行なら各種のポイント割引の適用であなたは三菱UFJと同じ金利になります」という。なんだこれ?。数日後、彼から「横浜銀行の審査が通った」との話があった。
この時点ではなんと私は横浜銀行あてに「融資申請書(ローン申込書)」も所得証明他の書類も一切出していない。これで審査が通った? こんなのありなのか?
何よりも横浜銀行がかくも「私と三井のリハウスを信用する」という事を出発点にしその上で事に臨もうとしてくれていた事がすなおに嬉しかった。これ以来、私は本当に心の底から「横浜銀行」のファンになった。
そしてなんだったんだ、あの三菱UFJの態度は、という感じを思った。大倉山支店にしても日本橋支店にしても自分たちの能力の低さを棚に上げ、私を疑う事を出発点としていたわけだ。こんな所と金輪際、付き合うわけがない。折を見て三菱UFJの残高をゼロにし、その他のすべての取引を解約した。こんな銀行は不愉快千万、まっぴらごめんだと思ったのだ。
さてその上での、「横浜銀行のここがおかしい」だ。私が「横浜銀行」を愛するゆえの苦言と理解してほしい。
1. 入金するコインが100枚以上だと、手数料770円がかかるようになった。近くの喫茶店のドトールで「224円」を10円玉で払おうとしたら、コインは20枚までにしてくれと言われた。周辺の商店街が迷惑している。横浜銀行はこの不便さの伝播は理解しているのだろうか。
2. ペーパーレス推進の為との事らしい。紙の伝票の使用枚数を削減したがっているのか、窓口の彼女の言う事が変になっている。いつも5枚の赤・青の伝票を書いているのだが、彼女はこれを1枚にしたがっている。無理だし、すごく時間がかかる。
3. 月末は「500円・100円玉貯金」を入金するのだが、なぜかある時、支店長が彼女の横にいて私が彼女の前においたコイン約13,000円を私に何も言わずに黙って持ち去る。何事かと思った。私が窓口で入金すると「伝票を1枚使った」ことになるのだが、支店長が代わりにATMで入金すると「ぺーパーレス」になるようだった。
4. 投信はドルコスト平均法的に一つの銘柄を月2回か3回、都度買い増ししているのだが、彼女はこちらが買うたびにこの投信の同じ目論見書をくれる。目論見書は片面印刷でホチキス留めをしていない状態でもらい、私はこれを家で裏の白紙部分を仕事の印刷用にしコスト削減としている。そもそも目論見書は毎回同じものなので全然目を通しておらず、これなら「両面とも印刷をしていない白いOA紙」をもらった方が私はうれしいし、「インク代とプリンターの損料の点で横浜銀行のコスト削減にも寄与するではないか」と彼女に言ったのだがそうはいかない事情があるそうで、どうか片面だけは印刷したものを受け取ってほしいとの事だった。
どれも大した話ではないけれど、こういう「笑い話の積み重ね」というのは、横浜銀行に対するジャブだかボディーブローだかになると思う。
横浜銀行の本社中枢は、もっと「上手に」同行の運営をしてもらいたいものだ。
(追記2022.5.30)
上記の「500円・100円玉貯金」はハマペン(横浜のペンギンの意)の貯金箱に入れているのだが、1か月にちょうど100枚前後となり、彼女は10枚ずつの山を作って勘定して100枚未満とし、770円の手数料がかからないようにしてカウンターにかけてくれる。この勘定をしている姿が実にいじらしい。
以前「インターネットバンキング」で買うと投信の販売手数料がゼロという横浜銀行の出血大サービスがあった。1時間以上かかったのだが、今の彼女の前の彼女に手伝ってもらってまず「インターネットバンキング」を開設、次に「横浜銀行系の証券会社に口座」を開設、さらに「資金を移動して投信の購入」をした。10日後くらい、不要なので「インターネットバンキング」と「証券会社口座」を潰そうと彼女に手伝ってもらったら2か所でパスワードが必要、そんなものは作っていたことも忘れていた。彼女は私がどこにそれらのパスワードをメモしていたか、2つとも覚えていてくれ、たしかにそこにパスワードが書いてあった。
(追記2022.7.1)三菱UFJを「ただバカだ」というのは失礼とも感じるので、もう少し捕捉する。一つ目は大倉山支店担当者による「移転登記と抵当権を設定した後に当行からのローン融資を実行します」という条件だ。真顔で銀行マンにこう言われると、こんな手続きがありなのかとあせりました。二つ目は金利変動ローンでの新金利の決定方法を説明した10数ページのパンフレットで、大倉山支店担当者は「これに署名と実印を押してもらう」と言う。パンフの中は微分や積分の式で埋め尽くされているシロモノだった。三菱UFJの本部としては、これで顧客への説明したと考えていたわけだろうから、恐ろしい話だ。