新型肺炎の初期、あまりにもウォールストリート・ジャーナルの記事が深みの無い「在宅勤務礼賛」をしつこく出し続けていた。いい加減にしてほしいとこのブログに書いた。
当時の在宅勤務礼賛というのは、「ハネムーン中のヤツに今は幸せか?」と聞いているようなものだったのだ。その後、ほかのメディアが「アバタを見る」ようになっていた中で、ウォールストリート・ジャーナルも遅れて、やっと新婚生活が終わった。
従って「在宅勤務」「リモートワーク」に関するウォールストリート・ジャーナルの記事は、昨年の夏後半より前の記事はハネムーナーへのインタビュー記事を読んでいるようなものなので、そういうのが好きな人だけ読み直せばよいと思う。
そこで今回はニューヨーク・タイムズだ。
この新聞、日本では「超一流紙で世界的な影響力が大きい」と言われている。みんながそう言っているのでたぶんそうなんだろうと思うが、私にはよくわからない。私は「不動産関連」の記事しか読んでいないからだ。
私にわかるのは、この新聞は名前の通り、「ニューヨーク」という超ド級の「ローカル紙」だという事だ。ニューヨーカー以外にはどうでもいい話がやたらに多い。
今回、ケチを付けたい記事は
How to Navigate the Postpandemic Office April 24, 2021
である。この記事、なんという内容のなさだろう。
これ以上、内容を薄くしろといわれても薄くできないというレベルの内容のなさなのだ。読むべき話はそこそこの長さのこの記事の中で、1か所か2ヶ所のみである。
世界に冠たる「ウォールストリート・ジャーナル」や「ニューヨーク・タイムズ」でもこの程度の時がある。
これでお金を取って、世界で売れている。
「朝日新聞が経営悪化」とか聞こえてくるがもっと自信を持っていいと思う。差はそんなにないよ。