カナダのブルックフィールド・アセット・マネジメントは上場不動産子会社のブルックフィールド・プロパティ・パートナーズを吸収合併する。ブルックフィールドは以前から組織形態の不透明さを問題視されていて改善に手を付け始めているが、その一環かもしれない。
新型肺炎で稼働率が落ち込んでいるホテルで、各種の工夫がされている。スイートルームでのプライベートなディナー、ホテル内の各種アメニティの利用を可として室内をオフィス用に提供、小型ホテルを大家族向けに1棟丸ごと貸し切りにする「バイアウト」などだ。
マンハッタンでは昨年第4四半期の住宅販売件数が前年比で増加、メディアン価格と平均価格はともに変化がなく、ディスカウントされた物件は滅多にない。400万$(4.16億円)超のラグジュアリー物件でも前年比で増加、買っているのは地元のニューヨーカー達だ。
マンハッタンでオフィスの空室率が2020年末は15.1%と、前年の11.1%より大きく上昇し、家主の希望賃料も下落している。新築物件で内装変更に無料で応じる例もある。空室増加の主因は新型肺炎による賃借床の削減で、これに伴いサブリースが増加している。
香港は家が手狭な事や通勤に時間がかからない。従業員達は新型肺炎下でも在宅勤務だけではなくオフィスにも働く場所を残すように要求している。
インドでは新型肺炎のおかげで、バンガロール他でIT企業のオフィス賃借が増えている。
イギリスのブレグジットが始まったが、物流の混乱は予想されていた範囲だ。一方、ユーロ建ての株取引は取引開始日以降、大量に大陸の各証券取引所にシフトした。イギリスが今後受けるダメージについて、「深刻」との見方と「何とかなる」との見方で分かれている。
ソフトバンクは相変わらず異常な量でメディアに登場している。出資先のIPO見込みが多数、保有ウーバー株が回復して巨額の売却といった良い話もあるが、ムーディーズからケチをつけられる、超巨額の含みをあてにしているアリババ株が急落するといった悪い話もある。
「グローバル不動産経済研究会」資料会員募集 月額1万円(+税)
問い合わせ ジャパン・トランスナショナル f-ree@88.netyou.jp