メイシーズのパレードは今年はテレビかネットが最高

 世界最大の百貨店、メイシーズのニューヨークでの感謝祭パレードは有名だ。

 

 ホリデーシーズン入りを告げる大パレードは例年、見物人で大混雑なのだが、今年は新型肺炎のせいでがっかりするような知らせが入っていた。

 人が集まるのを避けるために、規模を大幅に縮小するというのだった。

 もちろん、皆さんはメイシーズの業績がよくないことも知っている。

 しかし、・・なのだ。

 

 パレードの長さは例年ならば2.5マイルというから約4キロだ。

 東京ディズニーランドのエレクトリカル・パレードの今のバージョンは長さが900メートルだそうだ。

 オリジナルのバージョンが初めて登場したのは1985年、その圧倒的物量と迫力で隣にいたご婦人が「日本が戦争に負けたわけがやっと分かった」と言っていたのが懐かしい。

 私はあの音楽が頭から消えず、とうとうCDまで買ってしまった。本棚の隅にまだある。

 メイシーズのパレードはディズニーのパレードの今のバージョンよりも4倍以上長かったのだ。

 

 パレードでは20人以上はいそうな「ハンドラー」という人たちが掴んでいる超巨大なバルーンや山車やダンサーたちが次々と登場、メイシーズによればこのパレードに携わる人数は例年なら8,000人から10,000人だという。

 それが今年は1500人・・ しかも無観客・・

 パレードはメイシーズのマンハッタンの旗艦店の前の1ブロックだけ、それも無観客になるというので、みんながっかりしていた。

 

 しかしそこはアメリカ人、この限られた空間で目いっぱい、ショーアップしようとしている。

 その様子が断片的に伝えられ始めてきた。

 

 なんといっても、「無観客」なのだ。

 ということは今年のパレードはテレビなりネット配信を意識した、パレードとショーの中間みたいなものになる?

 

 なんとすばらしいことだろう。

 アメリカ人、新型肺炎に負けずにがんばれ。。。

 

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