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昨年秋の大統領選後、英米のメディアで取り上げられた「トランプ大統領関係の不動産の話題」を整理してみた中から、いくつかピックアップしたい。
もっとも経済的利益を受けたのは、「民営刑務所リート」の株式所有者だ。
トランプ大統領が「悪いやつはどんどん刑務所に入れる」という趣旨の発言をしたことから、これらの株価が大統領選前に比べて倍になった。
(「民営刑務所リート」は:
執筆実績「アメリカの変わり種リート/刑務所リート」参照)
反対にとばっちりを食らったのは「ティファニー」だ。
全店売り上げの約10%をたたき出す旗艦店がトランプタワーの横にあって、セキュリティの強化で一挙に客足が遠のいた。
ただでさえ調子が今一つのティファニーにとって、弱り目にたたり目となった。
トランプタワーの中の住戸がAirbnbに出されている事も話題になった。貸している女性はこの住戸を20年近く前に買っていて、大統領当選前からAirbnbに出していた。
予約したゲストが到着するとホストが1階まで出向いて、セキュリティを通るとの事。
トランプ大統領はロシアとの関係について、資産もないし借金もないしビジネス上の関係もないとしているが、トランプの名を冠したマンション・多数をロシア人が購入している。
娘婿で大統領上席顧問のクシュナー氏が手掛けるマンハッタンのビルをネタにした大型事業で、かなりクシュナー氏側有利な条件で中国の安邦保険と合意した模様。
トランプ・オーガニゼーションのインドネシアでのパートナーは脱税で取り調べを受け、マレーシアでのそれは株式不正操作、エジプトでは不動産絡みの汚職事件を起こしている。
テキサス州オースティンのホテルは中国人富裕層に「トランプ・ホテル」として、また投資移民ビザのEB-5をセットにして売られているが、トランプ氏側は関係を否定している。
(「EB-5」は過去のブログ:
「アメリカの投資ビザEB-5を問題視する記事がまた増える」参照)
その他にもいろいろありすぎて、書ききれない。話題が多い大統領だ。
<グローバル不動産経済レクチャラー/海外不動産セミナー>