ブラックストーン系の一戸建て住宅賃貸最大手が上場

★「ジャパン・トランスナショナル」検索改善用ブログです。

 

 アメリカにはいろいろなスケールで「一戸建て住宅の賃貸」に特化した会社がある。

  大手から中小までさまざまだ。

 

 最大手は「御三家」で

 1位:インビテーション・ホームズ    4.8万戸

 2位:アメリカン・ホームズ・4・レント   4.8万戸

 3位:コロニー・スターウッド・ホームズ 3万戸

 

 以下、たぶんずらっと並んで、一番下が個人投資家だ。

 

 日本のいわゆる「サラリーマン大家さん」と同じセグメントの人も無数にいる。

 というか、アメリカでもしばらく前は今の日本と同様、「一戸建て住宅賃貸」というのは小金持ちが細々とやるビジネスだったから、市場シェアから見ればこっちの方が今でも圧倒的な多数派だ。

 

 このビジネス、とにかく運が悪いと手間ヒマが途方もなくかかる。

 

 従って、ちょっとお金が貯まった投資家は、新米大家さんに「お金を貸す」ビジネスの方にシフトする。実務の面倒は新米大家さんがする。

 金利は市中の金融機関よりは若干高いが、先輩大家さんのアドバイス付きというのがウリだ。

 

 「スケール」というのはすごいもんだという事は、会社員時代に実感した。

 

 私が勤めていた三井不動産は日本最大の不動産会社だから、やっている業務のあちこちでいろんな業務を日本最大のスケールで行っていた。

 規模が半分だったらこうはいかないなと思うことも、スケールがでかいとペイしてしまうのだ。

 

 インビテーション・ホームズほかの「一戸建て住宅賃貸」も同じだろう。

 

 さきほど「とにかく運が悪いと手間ヒマが途方もなくかかるのだ」と書いたが、5万戸も貸していたら「運が悪いことがある」ことがビジネスのネタになると思う。

 

 やはりアメリカのダイナミズムってすごいです。

 

(過去のブログ:ブラックストーン、一戸建て賃貸住宅子会社を上場へ)

(過去のブログ:アメリカで近年に勃興した新しい不動産ビジネス

 

<グローバル不動産経済レクチャラー/海外不動産セミナー>