今度はディズニーにとっての悪い話・2件

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 前回は上海ディズニーランドの出足がまあまあ好調というグッドニュースを書いた。

 今回はフロリダでのディズニー関連のバッドニュース、2件を書く。

 

 1件目、これはもう旧聞に属するが、ワニによる子供の死亡事故の話。起きたのは非常に間が悪いことに、上海ディズニーランドのオープン日(2016年6月16日)の直前だった。

 

 フロリダのディズニーワールド内の大型ホテル、グランド・フロリディアンに滞在していた一家が、人造湖のセブン・シーズ・ラグーンのビーチでとんでもない悲劇にあった。

 波打ち際を歩いていた2才の幼児を、ワニが湖の中へ引きずり込んでしまったのだ。ワニがいるのが分かっている中でのダイバーたちの必死の捜索により、坊やの死体が発見された。死因は溺死だった。

 

 グーグルの画像検索で「Florida」「alligator」で検索すると、マジかと言いたくなる写真がたくさん出てくる。話には聞いていたがフロリダって、ここまでワニだらけなのか?

 

 ワニは駆除したつもりが卵から孵化したり、体を細くして土管の中を通ったり、あるいは陸上を移動する、フェンスの下を掘ってくぐりぬける等々、対策をとる相手としては、とても手ごわいのだそうだ。

 

 2件目、これは最新ニュースというわけではないし、大した問題でもないが、ディズニー社が開発した街で、マンションでひどい雨漏れ、カビの問題が出ている。

 「夢を売る会社」にとっては「イメージ」は致命的に重要なので、こういう話はまずい。

 

 街の名は「セレブレーション」と言う。「ディズニーが開発するテーマタウン」として1996年に発表してから、20年が経つ。

 今では人口1万人、マンションが105戸に戸建てが4,000戸(人口はさばが読まれている可能性がある)。もう立派な「町」だ。

 

 問題はこの「マンション」で、屋根からは雨漏りがし、バルコニーは壁から外れ、室内の壁にはカビが広がっていて、訴訟に発展している。

 もともとの設計に問題があって、「メンテ」でどうなるという話ではないようだ。

 

 ちなみにディズニーがフロリダの広大な土地・2.7万エーカー(3300万坪)を500万$で買ったのは1965年だ。「セレブレーション」はこの中の一画で開発された。

 

(過去のブログ:「上海ディズニーランド」の出足が順調か否かを知りたい

(過去のブログ:上海ディズニーランドの出足、懸念されていたよりも順調

 

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