アメリカで近年に勃興した「新しい不動産ビジネス」

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 「新しい」とは「リーマンショック後」という事にして・・・

 

 この約10年弱の間で新しく登場した不動産ビジネスを整理しようと思っている。

 「昔から世界にはあるが日本にはない」というビジネスも含めて、今のところ、17のビジネスがリストアップできた。

 最終的には20数個のビジネスモデルの紹介という形にして、セミナー会社のどこかで講演させていただこうかと思っている。

 

 とりあえずアメリカ編で、目立つものを書いておこう。

 

 一つ目は超富裕層向けの「ウルトラ・ラグジュアリーマンション」。

 一住戸、十数億円から100億円まで。

 ここ数年の間に、このセグメントは「散発的取引」ではなく「市場」となった。

 立地は、マンハッタンに限られる。

 

 二つ目は「一戸建て賃貸住宅ファンド」。

 リーマンショックで債務不履行から差し押さえられた家が市場にあふれ、  

「ウォール街のマネー」がこれを買った。

 今は最大手は3万戸から5万戸を保有賃貸している。

 持ち家から追われた人がたくさんいたので、賃借人は悠々と見つけることができた。

 

 三つめは日本でもよく知られている、Airbnb。

 SFで設立から8年、順調に規模を拡大してきたが、いまはアゲンストの風が吹いている。

 相当強烈な「アゲンストの風」になりうる状況なのだが、それはともかく・・・

 ビジネスモデルとしては単なる二番煎じではもう同社には追いつけないだろう。

 参入するとしたら、何らかの形でビジネスを「絞り込む」ことになると思う。

 

 四つ目は、WeWork。

 いわゆる「オフィス共有サイト・ビジネス」と紹介されることが多い。

 日本でも大手不動産会社を含め、似たようなことをやっている。

 しかし不動産会社が床を埋めるためにやっているのとは、発想の原点が違うわけだ。

 

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