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ビジネス上の知人から、日の丸自動車の方が「昔、ロサンジェルスの物件を三井不動産から高く買わされた」と言っていたと聞かされた。
本当にそう言っているとした、心外、というか頭にきます。
日の丸自動車の1981年頃の名刺入れを逆さにすれば、私の名刺も出てくるはずだ。
日の丸自動車のオーナー一族は、三井不動産の会長だった江戸さんと面識があった。
当時、三井不動産のLAの店は超高層ビルを取得、ワイキキでホテルを建設、工業団地を分譲、新しい超高層ビルと郊外型のオフィスビル用地を買収、と少人数でフル回転だった。
そこへ江戸さんの紹介でアメリカ不動産にはド素人の日の丸自動車がやってきて、自分もLAでビルを買いたいと言う。
テナントが第一勧銀の子会社であるビルが、物としても予算的にも良く、利回りもまあまあだったので、これを推薦した。
うちは仲介はしていないので、自分で交渉できるように、商業不動産ローンの基本とか、デットとエクィティの分け方とか、為替リスクの考え方なんかを説明、地元の信用できる弁護士も紹介した。
とにかく忙しいので、仲介なんかやっていられなかったのだ。
ところが日の丸自動車、それなら「三井不動産を売主として買いたい」と言って、きかない。
アメリカ人が相手ではどこでだまされるかわからないので不安だという。
三井不動産でいったん買ってそれをお売りすると、当方としては当然、いくばくかを乗せざるを得ないという事は、重々説明した。
価格を提示したら、「高いのは承知しています。言い値で買います。しかし諸経費を最大限削りたい。」という。
なんと、買主側の弁護士すら、立てないというのだ。商業不動産取引で、こんなのは聞いたことがない。
お互いの弁護士同士ですり合わせしてくれればこっちは手間がかからないのに、これでは・・・
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