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「役人からの天下り」、これからしばらくは大変なことになるのではないだろうか。
原因は、ビジネス界で進む「雇用延長」の動き。
なお私はそれほど「天下り」の世界に詳しいわけではありません。「半可通」以下。
多少なり前後の事情を見聞きして知っている例で、20人くらいだと思う。
この決して多いとは言えない知見からいえるのは、世の中にはパターン化された天下りと、その時のタイミングで決まる天下りがあるという事。
お役人さんと言ったってそれこそ千差万別だが、わたしが世代的にご同情申し上げるのは、現在50才台の中盤以降の方々だ。
たいていはローテーションとなるはずなのに、特殊法人で受け入れるにせよ、民間で受け入れるにせよ、前任者が「雇用延長」の適用を受けるタイミングのケースが多いのでは?
要するに「急につまっちゃう」わけだ。
「つまり気味」だったのは以前からだったが、今回はつまり方が突然すぎる。
「席」自体が空かないわけだよね。
従前からの天下り先に頼んで、新たに「席」を作ってもらうことになるのだろうか。
あるいは「新規開拓」に励むことになるのだろうか。
私は「天下り」の全面否定派ではない。
目の敵のように言う人がいるが、「天下りの効用」はそれなりの評価している。
(もちろん昔の建設業界のように、「お土産」期待では困るが。)
ただ「天下り」を自分の人生の既得権益の様に考えているお役人さんが多いのには驚く。
「自分の5年上の先輩がこういう待遇を受けたのだから、自分もそれに準じるだろう」
たぶん、日本の人口動態も、経済成長率推移も知らない人ですね。
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