先輩が誘ってくれた、その方のご自宅がある国立(くにたち)で飲んだ。
国立と言う町はなぜか縁遠く、足を踏み入れるのは人生でこれが初めて。
「国立」と言えば当然、山口百恵の家。
谷保駅へ向かう途中、国立郵便局の近くを遠回りして、拝みに行った。
そうだ、「拝みに行った」のだ。
白い豪邸は明かりがすべて消えて、ほんとうに留守のようだった。
先輩は、玄関のブザー(呼び鈴)を押していいのだと言う。
彼自身、何回か押したことがあり、お手伝いさんが出るのだそうだ。
でもそんなもったいないことはとても出来ない。
当ジャパン・トランスナショナルが思わず何をやったかと言うと・・・
両手を合わせて拝んでしまったのだ。
昔の本だが、「山口百恵は菩薩である」というのを思い出した。
アマゾンで調べると単行本で4320円(6300円)、文庫本で2020円。
古本にしてはすごい値段だ。
思わず買おうかと思ったが、そこまでナニするか?と思い、目が覚めた。
そういえば、以前、旦那の三浦友和氏には失礼な事をしてしまった覚えがある。
ある時、プレゼント贈呈係として主役の座にあった彼に一声かけるチャンスがあり、思わず「今の百恵ちゃんをテレビで見たい」と言ってしまったのだ。
主役だった彼に、失礼な事を言ってしまったものだ。
いろんな思いがぐるぐる回った、夜の国立めぐりでした。