文化人類学的発見:日本の新しい「お辞儀」のしかた

 お辞儀は日本のぶんかだ。

 

 シチュエーションに応じて、角度まできまっている事に外人さんはおどろく。

 

 その「お辞儀」について、わたしは新しいタイプの物を発見した。

 

 それは「上体を直立させたまま、おへその下あたりで両手の指先を一瞬かさね、すぐ離す」というものだ。

 

 これは当ジャパン・トランスナショナルお気に入りのスーパー、オーケーのレジで見られるお辞儀だ。

 

 スーパーのレジだから、ごくせまい。レジ係の方、二人が入っている事もある。

 

 それとただでさえ忙しい事もあって、ときどき、上半身をまったく前屈させないで・・

 

 つまり「直立のまま」、「おへその下あたりで両手の指先を一瞬かさね、すぐ離す」のだ。

 

 日本人にはこれはすぐ「お辞儀」の変形だとわかる。

 

 でも、外人さんがみたら、なんでこれがお辞儀なのだか、わからないだろうな。

 

 ちなみに当ジャパン・トランスナショナル、この新型のお辞儀には肯定的だ。

 

 受ける印象だって悪くない。

 

 忙しい中で、きびきびと働いていらっしゃることがわかり、好感さえもてる。

 

 文化、って変るものなのだ。

 

 お辞儀の代わりに「おへその下あたりで両手の指先を一瞬かさね、すぐ離す」

 

 これを全国ではやらせよう。

 

 発祥の地はどこなのだろうか。