人前で演奏するのは気持ちがいいが、ギャラはもらえない。

 当ジャパン・トランスナショナル、音楽を趣味としている。


 ただ聴くだけではなく、演奏もするのだ。


 たしなむ楽器はアコギとピアノ。ただし両方ともヘボだ。


 さらになんとこの年になってピアノの先生について、教わっている。


 今日はその先生の門下生たちの「発表会」だった。


 門下生ではないが、中学校の同級生の女性で上手なソプラノがいる。


 今日は2曲、彼女が特別出演で歌って、私がピアノの伴奏を弾いたわけだ。


 会のふんいきは、おこちゃまたちが主役の、典型的な「発表会」だった。


 それでも自分たちで演奏してそれを聞いてもらうというのは、なかなか気持ちが良い。


 じつは自分、もう一つ音楽関係の趣味がある。


 中学校の歌好きな仲間と、月に2回集まって、時々「発表会」を開く。


 去年の6月に旗上げ公演で第一回発表会を開いた。

 11月に第二回発表会、12月には老人ホームでの発表会と、去年は破竹のいきおいだった。


 今日の発表会を入れれば、わたしはこの9ヶ月弱で4回もステージに立った。


 これはすごい。


 さらに次のステージは6月で、その次は来年2月の予定らしい。


 課題としては、ステージに立ってもギャラがもらえず、持ち出しになることだ。


 まあ、いいか。